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アルコア(AA)のKlaus Kleinfeld による産業の概況

ジム・クレイマーが参考になると書いていたので読んでみました。

やはり中国の減速について触れられています。

それぞれの産業の状態について参考になりますね。

Klaus Kleinfeld による産業の概況(AA アルコア 2015Q3決算分 2015/10)

エンドマーケットの概況を見渡すことから始めましょう。まずは航空機です。今年は8~9%の成長を見込んでいて、商用機の成長は8.3%と強い需要が続いています。Paris Air Show の後にBoeing は中国から$38Bの新記録となる受注がありました。また、AirbusはIndiGo(インドのLCC)から$26.5Bの受注がありました。受注残は9年分以上あり、ファンダメンタルも強く、6.7%の乗客増と5.5%のカーゴの増加があり、エアラインの収益は$29Bと見込まれていて、前年は$16.4Bでした。とても状態の良い産業です。

車両です。北アメリカでは2~4%の成長になると予想し、レンジを狭めています。前Qでは1~4%と言いました。アメリカの売上はYTDで5.1%増加し、ライトトラックが占有率58%です。引き続き需要が増加し、平均車齢がやや増加したのもよいニュースです。前は11.4年だったところ11.5年になっています。

アメリカでの車齢の長期平均は10年で、YTDで2.8%需要を引き上げました。在庫は59日に減少し、YonYで60~65日から減少しました。これは乗用車の需要によるもので、特にライトトラックが好調です。

ヨーロッパでの車両では、1~3%の増加と予想します。以前は-1~3%と予想していました。生産は2.1%増加、登録は8.6%増加、輸出は3%増加です。中国ではやや状況が違って、以前は5~8%と予想していましたが、現在は1~2%の範囲です。生産は減少していて、YTDで1.3%の増加で、YonYでは-7.8%の減少です。売上はYTDで1.5%の増加、YonYで-2.1%の減少です。これは消費者心理の悪化を示しています。

heavy duty truck and trailerです。北アメリカでは生産は9~11%の成長で、見通しに変わりはないですが、YTDで15.8%のピークを過ぎ、Q4ではQ3に比べて8.8%減少するのでYTDでは10.9%になります。ヨーロッパでは、heavy duty truck and trailerはやや上方修正します。Q2では-2~0%予想でしたが、1~3%予想に変更します。

中国では2014年末に規則変更によって多大な需要がありました。なので数字としては下がりますが、以前は-14~-16%と見込んでいたところ、現在は-22~-24%と見込んでいます。生産はYTDで32%減少しています。

packaging については変更ありません。

building and constructionでは、北アメリカについては変更なしです。ヨーロッパでは-2~-3%と予想します。中国経済が弱いので、中国については少し数字を下げました。6~8%予想でしたが、4~6%に変更します。

最後のセグメントはガスタービンで、1~3%増加予想でしたが、3~4%増加に変更します。