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NVIDIA(NVDA)株2016Q3決算

PCに積んでるグラフィックボードだけの会社かと思っていたら、いろいろやり始めているんですね。

クラウドでゲームができる「GRID」、携帯端末向けのSoC(System on Chip)「Tegra」、自動車向けソリューション、SHIELDというゲーム機器なども開発しています。

どれもトレンドに乗ってそうなので今後楽しみです。

自動車業界はすでにそうしたIVI、デジタルコックピット、ADAS、自動運転などの開発に取り組んでおり、IVIなどは実装が始まっている。日本では2020年の東京オリンピックに向けて自動運転を実現しようという取り組みが進んでおり、一部では実験も始まっている。つまり、自動車メーカーはより強力な処理能力を持つSoCを必要とする状況が発生しているのだ。

サマリー

・2016Q3売上は$1.31Bでコンセンサス予想よりプラス$130M
・2016Q3EPSは$0.46でコンセンサス予想よりプラス$0.21
Q4の売上は$1.3Bプラスマイナス2%を予想

会社資料

http://investor.nvidia.com/results.cfm

5年間の株価の動き

10月あたりからだいぶ上昇してきています。

売上も利益もそれなりに好調ですが、1年前とさほど変わらないのでIoTなどの期待感で先に買われていそうです。

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決算発表のメモ

売上は$1.305BとなりYonYで7%増加し、QonQで13%増加しました。Gamingの売上、特にGTXプラットフォームと自動車インフォテインメントが成長しました。

GPUの売上は$1.11Bとなり、YonYで12%増加しました。Tegraプロセッサの売上は$129Mとなり、YonYで23%減少しました。

4つのマーケットプラットフォームが売上の85%を占め、前年は71%でした。Gamingの売上はYonYで44%増加し$761Mでした。eSports、ホリデーシーズンのブロックバスター(10億ドル)ゲームへの期待、VRなどの新技術によって成長が高まりました。

このQにGTX980を搭載したハイスペックなゲーム用ノートパソコンを実現可能にしました。

Professional visualizationです。Quadroの売上はQonQで8%増加して$190Mとなり、YonYでは8%減少しました。

Data center では、TeslaとGRIDを含み、売上はQonQで13%増加して$82Mとなりました。Deep learning、ハイパフォーマンスコンピューティング、グラフィックビジュアライゼーションの需要が高かったです。

AutomotiveはYonYで51%増加して$79Mとなりました。TeslaのModel XはインフォテインメントシステムとNVIDIAの計器を備えています。

non-GAAPグロスマージンは56.5%でした。

non-GAAP営業利益マージンは$308Mとなり、YonYで17%増加しました。non-GAAP純利益は$255Mとなり、EPSは$0.46でYonYで18%増加しました。

$53Mを配当し、4.6Mの自社株買いを行いました。YTDで$604Mを株主に還元し、通年では$800Mを還元する予定です。

Q4の売上は$1.3Bプラスマイナス2%でしょう。non-GAAPグロスマージンは57%プラスマイナス0.5%でしょう。

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