「老後に1億円必要」は本当か?(大江英樹)
老後に必要なお金はいくらなのでしょう?
答えは大江さんのように「人による」のですが、ポイントはいくつかあると思います。
〇〇万円必要だ!みたいな釣り文句をそのまま信じないようにしたいですね。
支出が収入を上回らないようにきちんとコントロールしていれば老後生活といえどもそうそう破たんすることはありません。要は支出をどれぐらいと見ておくかが重要なポイントです。いうまでもなく支出というのはその人がどんな生活ぶりをしたいかということによって全く違います。
収入のポイント
- 仕事をしているかどうか
- 退職金
- 年金収入
厚生年金を納めていれば、年間で150〜250万円程度の年金はあるでしょう。
家賃がそんなにかからなければ、それだけでも十分暮らせますね。
サラリーマンで定年まで勤めた人であれば平均寿命まで受給できる公的年金の額はおおよそ6000万~7000万円程度はあります。さらに会社で退職金や企業年金が受け取れるのであればそれが上乗せされますから、仮に1億円だとしても7~8割程度は自助努力以外でまかなわれるということなのです。
支出のポイント
- 家賃がかかるかどうか
- 普段の生活費をどの程度見積もるか
家賃がかかるかどうかは大きいと思いますが、あわてて家を買わなくても地方や郊外に借りるという選択肢もあります。
まとめ
やはりどういう生活をするか考えつつ、具体的に計算してみるのが大事ですね。
GPIFの運用している資金も50年程度は枯渇しないでしょうし、厚生年金の場合はかなりの部分は年金で賄われるので、そんなに心配する必要はなさそうです。
国民年金のみの場合は難しそうですが。