モービルアイ(MBLY)2015Q4決算と株価
企業概要
Mobileye (モービルアイ)は、単眼カメラでの情報処理技術で衝突事故の防止や被害の軽減を行う高度な運転支援システムを開発する会社です。
カメラで撮った映像の画像処理を行い、衝突や蛇行運転の防止、車間距離の警告、歩行者検知、車両検知などを行ってくれます。
この先端運転補助システム(ADAS)は、GM、日産、BMW、ホンダ、VW、テスラなどの有名メーカーに採用されています。モービルアイは世界シェアの7~8割、日本国内シェアの5割ほどを占めているようです。
マルチプルコントラクションで株価が下がっているので、少し買っておこうと思います。
サマリー
・決算発表日 2016/2/24 寄り前
・売上は$72M +81%でコンセンサス予想より+$1M
・EPSは$0.15でコンセンサス予想より+$0.01
・決算発表後の株価の終値は+1.67%
・2015FYの売上は$241M +68% EPSは$0.48 +129%
・2016FYのガイダンスは売上$336M~340M、EPS$0.68~0.69
決算発表メモ
GM、日産、VWとパートナーシップを結んでいます。EyeQ4のサンプルは全てのテストをパスしました。
Sensingでは、ディープラーニングを元にした機能を開発し、空間認識やパスプランニングを製品レベルにしました。これは2015/10からテスラのModel Sに搭載されました。さらに、どの方向やどの視点からでも車両の認識をサポートし、車を進めることのできる道を判定できる機能を開発しました。2016には、360度8つのカメラでの認識に取り組みます。
Mappingでは、Road Experience Managementでクラウドソーシングを用い、地図を作り上げていきます。自動車製造業者と一緒に世界のインデックスを作ろうとしています。技術サプライヤーとして、自動運転のための標準マップとを作ります。
Driver policy としては、deep reinforcement loading architecture を開発し、ドライビングのデータから自動運転の未来を作っていこうとしています。このアーキテクチャはパートナーに公開される予定です。
Q4の売上は$72M +81%でした。
純利益は$36.6M、EPSは$0.15でした。
EyeQ販売量は1308000 +83%で、平均販売価格は$44.7でした。
2015FYの売上は$241M +68%でした。
純利益は$113.4M、EPSは$0.48 +129%でした。
EyeQ販売量は4445000 +67%で、平均販売価格は$43.9でした。
2015FYのグロスマージンは74.5%でした。
2016FYの売上は$336M~340M、純利益は$161~163M、EPSは$0.68~0.69でしょう。
http://ir.mobileye.com/investor-relations/financial-information/quarterly-results/default.aspx
直近の決算推移(non-GAAP)
2015Q4 | 2015Q3 | 2015Q2 | 2015Q1 | 2014Q4 | 2014Q3 | |
売上($B) | 0.072 | 0.071 | 0.053 | 0.045 | 0.04 | 0.035 |
EPS($) | 0.15 | 0.15 | 0.1 | 0.08 | 0.06 | 0.04 |
5年間の株価の動き
前回までの記事
モービルアイ(MBLY)の株価と業績について - Invest Shift
モービルアイ(MBLY)株2015Q3決算 - Invest Shift
関連書籍・商品など
自動運転 ライフスタイルから電気自動車まで、すべてを変える破壊的イノベーション
- 作者: 鶴原吉郎,仲森智博,逢坂哲彌
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/10/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る