AT&T(T)2016Q2決算と株価
企業概要
電話、携帯、インターネットプロバイダ、映像配信サービスの会社です。
2015年7月にDIRECTVの買収を完了しました。
携帯利用者数ではベライゾン(VZ)に続いてアメリカで2位です。T-mobileが追い上げていて、Sprintはなんとか横ばいから微増に転じていこうとしているところです。もっとも利益が大きいpostpaid(後払い)の契約増加数では、AT&Tが4位となっています。
セグメントは「Business Solutions」「Entertainment Group」「US Wireless」です。
サマリー
・決算発表日 2016/7/21 アフターマーケット
・売上は$40.5B +23%でコンセンサス予想より-$130M
・EPSは$0.72でコンセンサス予想と変わらず
・決算発表後の株価はアフターマーケットで-1.11%で推移
・Qの配当は$0.48、年間配当利回りは4.50%
・PER(ttm)は18.96
売上はやや予想に届きませんでしたが、ほぼ予想通りです。
決算発表メモ
売上は$40.5B +23%、EPSは$0.72でした。
フリーキャッシュフローは$4.8Bでした。
Business Solutionsの売上は$17.6B -0.5%、EBITDAは$6.7Bでした。
Entertainment Groupの売上は$12.7B +120%、EBITDAは$3.1Bでした。DIRECTVの買収分を含みます。
US Wireless の売上は$14.9B -0.2%、EBITDAは$7.4Bでした。
US Wirelessの純増数は+1.4Mで、postpaid churnは0.97%でした。
http://www.att.com/gen/investor-relations?pid=282
3年間の決算推移
売上・利益・フリーキャッシュフローともしっかりしています。
DIREDTVを$49Bで買収したため、2015FYは投資キャッシュフローが大幅にマイナスになっています。
5年間の株価の動き
2016年は債券の利回り低下で高配当株が好調なので、株価は上がっています。