2016年からの税制改正のポイント

税制改正のポイント

2016年1月1日からくつか税制改正があります。

1. 債券や外貨建てMMF等の売却益が課税対象になります

2. 債券・公社債投資信託の利子・分配金や売却損益（償還損益）が、株式・株式投資信託の配当金等や売却損益（償還損益）と通算できるようになります

3. 債券・公社債投資信託が特定口座の対象になります

2016年から債券・公社債投信の税制が変わります／マネックス証券

外貨建てMMFについて

2015年中の売却：
売却益が出ても、原則非課税
2016年以降（受渡が2016年以降となる売却が課税対象）の売却：
売却益に対し、譲渡所得として申告分離課税

【2016年からの税制】どうなる？外貨MMFの売却益／マネックス証券

というように税制が変わるので、含み益がある外貨建てMMFは年末になる前に一旦売却して、取得単価を調整しておくと良いでしょう。

債券・公社債投信の損益通算が可能に

債券・公社債投信の売却損（償還損）の税制上の取扱い
2015年まで：
損失はなかったものとされる
2016年（受渡が2016年以降となる売却）から： 
株式等の譲渡益・配当・利金と通算が可能

こちらは2016年から損益通算が可能になるので、今持っている債券・公社債投信を損切りしたい場合は来年に回すと良いでしょう。