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スプリント(S)株2015Q2決算

ソフトバンクが買収したスプリントです。

業績は厳しかったですが、なんとか反転の兆候が出てきた感じです。

ソフトバンクと合弁会社を設立し、端末リースに取り組んでいます。

スプリント、2年契約プランと端末購入代金割引を今年中に廃止へ(WSJ)

また、11月にはソフトバンクより11億ドルを調達しています。

米スプリント、ソフトバンク通じ11億ドル調達へ 財務改善狙い | Reuters

スプリントを買うよりは、反転が見えてきたことでソフトバンクはちょっと勝負して買ってもいいかもしれないなと思います。

サマリー

・2015Q2売上は$8B
・2015Q2EPSは-0.15$
ポストペイドで6ヶ月純増
加入者は1.1Mの純増

会社資料

http://investors.sprint.com/financial-information/quarterly-results/default.aspx

http://s2.q4cdn.com/578722565/files/doc_financials/quarterly/2015/Q2/Fiscal-2Q15-Presentation-Final.pdf

5年間の株価の動き

ソフトバンクの買収発表は2012/10/15、買収額は約$21.6Bでした。

買収完了は2013/7/9でした。

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決算発表のメモ

このQに過去2年間で初めてポストペイドで純増しました。また、10月の結果によると、ポストペイドで6ヶ月純増しています。これはここ3年ほどの間で初めてのことです。

また、ポストペイドの継続率(churn)も過去最高でした。

加入者の成長率も好調です。1.1Mの純増で、YonYで80%増加しています。過去3Q連続で1M以上の純増になっています。

ポストペイドの純増は553000となり8年間で最高です。YonYでは272000の純減だったところから80万改善しています。

売上は$8Bとなり、YonYで$513M減少しました。

サービス収入は$6.9BとなりYonYで7.6%減少し、これはポストペイドの顧客が年間の比較では減ったことなどが原因です。

比較可能ベースで詳細に見ると、サービス収入とリース収入はYonYでやや増加しています。Equipmentの収入は1.1Bとなり、YonYで9%増加しています。

ポストペイドのアカウントあたり売上は、equipment とリース及びサービス収入を含むもので、$166.05/Qでした。YonYでは3%の増加でした。

ポストペイド携帯だけ見ると、ARPUは$70.64となりYonYで2%増加しています。

プリペイドのARPUは$27.54となり、YonYで1%増加しています。

調整済EBITDAは$2Bとなり、YonYで45%増加しています。YonYで販売量が9%増えたにもかかわらず、営業費用は改善しています。これは$1.1Bの製品費用の削減が原因で、端末リースオプションによってコストなしで直接販売が可能になったためです。

営業損失は$2Mとなっていて、EBITDAは改善しましたが、これが償却費用によって相殺されているためです。

CapExは$1.7Bとなり、前年は$1.1Bでした。$600Mの増加は間接分の端末リース費用です。

期末の流動性は$5.9Bでした。

2015通年の調整済EBITDAのガイダンスは$7.2Bから$7.6Bに上方修正します。

また、2015通年の営業利益のガイダンスは変わらず$200〜500Mとなります。

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