インテル(INTC)株2015Q4決算
インテル(Intel)はマイクロプロセッサ、チップセット、フラッシュメモリ等を販売している会社です。
決算はそれほど悪くないですが、クラウド関連で期待されていたデータセンター事業が弱かったようです。
サマリー
・決算発表日 2016/1/14 引け後
・2015Q4売上は$14.91Bでコンセンサス予想より+$110M
・2015Q4EPSは$0.74でコンセンサス予想より+$0.11
・Data Centerの売上増加はQ3はYonYで12%だったのに対し5%
・2016Q1の売上予想は$14.1B
会社資料
http://www.intc.com/results.cfm
直近の決算推移
四半期 | Sep 26, 2015 | Jun 27, 2015 | Mar 28, 2015 | Dec 27, 2014 |
売上 | 14.47B | 13.2B | 12.78B | 14.72B |
営業利益 | 4.19B | 2.9B | 2.62B | 4.45B |
純利益 | 3.11B | 2.71B | 1.99B | 3.66B |
5年間の株価の動き
決算発表のメモ
売上は$14.9B、グロスマージンは64%、純利益は$3.6B、EPSは$0.74でした。
通年では売上は$55.4Bとなり前年より1%減少しました。Client Computing Groupの売上は$32Bで8%減少しました。
Data Centerの売上は$16Bとなり11%増加しました。Memoryは$2.5B以上となり20%以上増加し、IoTは$2.3Bとなり7%増加しました。
2015のグロスマージンは約63%で、2014より1%低下しました。
2015の営業利益は$14Bで9%減少し、EPSは$2.33で1%増加しました。
2016Q1の売上中間点の予想は$14.1Bです。この見通しは年始の弱いスタートを反映しています。特に中国です。
2016通年では数%半ば〜後半の売上増加を見込んでいます。これは11月に発表したものより高く、FPGA(field-programmable gate array)事業の追加分がマクロ経済の不確かさで相殺されています。
2016通年のグロスマージンは63%でしょう。
Data Center は高成長で$16Bのビジネスになっています。これは年間40%以上成長するクラウドに牽引されています。
前回までの記事
インテル(INTC)株2015Q3決算 - Invest Shift