インデックス投資家は低コストファンドを追求しなくてよい
はじめに
こちらを見かけたので書いてみました。
インデックス投資家は低コストファンドを追求しなくてよい、という意見に賛成です。
インデックス投資マニアやブログネタがほしいインデックス投資ブロガーなどは低コストなインデックスファンドの情報を常に追っかけていたりします。しかし、インデックス投資家でも一般の人はそんなことする必要は全くありません。
追いかけたければ追いければいいけど、無理をしたり苦痛を感じてまでやるほどのことでもない。
そりゃあ、コストは確実なマイナス要因ではありますが、リスク資産の価格なんざ1日で数%動くことだってあるのです。年間ゼロコンマ数%を気にしてもあんまり変わらないと思いますよ。
低コストなインデックスファンド(投資信託)を追いかけるのに疲れました…たわら・ニッセイ・三井住友DCなど…SMTやeMAXISはもうダメなの?? - いつか子供に伝えたいお金の話
インデックス投資のよいところ
インデックス投資のよいところは、
・投資について日頃いろいろ考えたり相場を追わなくていい
・基本的なことは知っておいたほうがいいが、あまり専門的な知識はもたなくてよい
・それでも長期的に見るとよい結果になる可能性が高い
というところにあると思います。
一般の方は小さなコストを追いかけて疲れる必要は全然ないと思います。
追求しなくてよい理由をコスト的にみると
人にもよるのでだいたいですが、インデックス投資を行う場合、投資以外も含めて影響の大きいと思われる順に書いてみます。
また、ファンドは低コストファンドで株式や債券を世界的に大きくカバーするものを選んだ場合です。
・働くことでの収入
・家・保険・車など大きな買い物
・毎月の生活を節約できているか
・ポートフォリオの資産配分・現金比率
・ドルコストなどの投資タイミング
・リバランス
・信託報酬
参考)学校では教えてくれないお金の授業 (山崎元)
このように見ると、適切なファンドを選んだ場合の信託報酬の小さな差はそんなに大きな要素ではなく、現在コスト最安のファンドを選んだ場合はそもそもコストが下がる余地が小さく(年間ゼロコンマ数%)、乗り換えるのにもコストがかかる場合があるので、そこまで気にしなくていいと思います。
また、乗り換えやリバランスについてはこちらも参考にどうぞ。
ニッセイやたわらノーロードに乗り換えたら得になる? - Invest Shift
個人投資家にとってリバランスはあまり重要ではない - Invest Shift
まとめ
ブログを書いている方などは低コストファンドをよく追っかけているのですが、実際投資するにあたってそうする必要があるかというとそうではありません。
このところ各ファンドの信託報酬がだいぶ下がったこともあり、低コストファンドを追いかけても、大きく見ると運用成果にはそこまで影響がありません。
一年に一回チェックするくらいで気楽に行えばよいと思います。