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ビザ(V)株2015Q4決算

クレジットカード会社のVISAです。

マージンも高くて業績も伸びていて、思ったよりいい企業でした。

決算発表でも少しふれられていましたが、現金や小切手からクレジットカードに流れている量が多いのでしょう。

AppleIPhone での決済を出してきたら流れが変わるかもしれません。

現在のPERは30倍程度です。

サマリー

・コンセンサス売上予想は$3.57Bのところ、$3.57B
・コンセンサスEPS予想は$0.63のところ、$0.62
・$5Bの自社株買いとQ毎の配当を17%増加を発表
2016のEPS成長率は十数%を予想

会社資料

http://investor.visa.com/financial-information/quarterly-earnings/

株価の動き

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/detail/V

決算発表のメモ

Vasant M. Prabhu - Chief Financial Officer & Executive Vice President

主要指標は世界的に好調でした。現金と小切手から電子決済への流れは、国内の決済額の成長で示されています。これはドルが主要通貨に対して強くなったことで分かりにくくなっています。Q4はこの悪影響がさらに大きくなりました。為替の問題だけではなく、クロスボーダーの取引も減少させるからです。

インセンティブレベルは18.4%で、通年では17.1%でした。これは2016の決済額の増加を後押しします。

費用の増加は予想よりいくらか多く、オーストラリアの法的費用とVisa Europeの買収コストです。QではEPSにして$0.01$程度です。自社株買いは行いませんでした。通年では44.1mの株式を$66以下で$2.9Bで購入しました。

為替の影響を除いた世界の決済総額は12%増加しました。アメリカのクレジットカードが10%増加しました。アメリカのデビットは9%増加しました。ガソリン価格の低迷がInterlinkの成長に2%ほど悪影響を及ぼしました。

為替の影響を除いたアメリカ以外での決済総額は2014Q4に比べて15%増加し、全ての地域で伸び、特に中東、Sub-Saharan Africa、メキシコで伸びました。

国家間の決済総額は9ヶ月間で8%のドル高になった後に5%減少しました。

Q4の成長率は高かったですが、中国からのアウトバウンドが弱めでした。アメリカへのインバウンドは8月9月と弱かったです。

Q4でVisaNetの決済額は$18Bとなり、YonYで8%増加し、QonQでは変わらずでした。アメリカでは11%の成長で、アメリカ以外では変わらずです。

全体的には好調で、予想のレンジに入っています。Q4の売上は$3.6Bで、為替の影響を除くとYonYで13%増加し、除かない場合は11%増加です。年間では営業利益は為替の影響を除くと12%増加し、除かない場合は9%の増加です。

Q4のEPSは$0.62で、為替の影響を除くと16%の増加で、除かない場合は14%の増加です。年間では為替の影響を除くと18%の増加で、除かない場合は16%の増加です。

2016の見通しです。為替の影響を除くと決済総額は11%程度成長してきました。
2016のEPS成長率は十数%で、2016Q1のEPS成長率は数%でしょう。

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