2016年セクター上昇率予想と注目銘柄
これまでのセクター上昇率の推移
それぞれXLY(一般消費財)XLE(エネルギー)XLF(金融)XLK(テクノロジー)XLU(公益)XLI(資本財)XLP(生活必需品)XLB(素材)XLV(ヘルスケア)です。
2015年は12/1の価格を使っています。
XLY | XLE | XLF | XLK | XLU | XLI | XLP | XLB | XLV | |
2015 | 12.80% | -20.52% | 4.61% | 8.87% | -9.46% | -2.14% | 6.33% | -8.16% | 4.92% |
2014 | 11.41% | -9.39% | 9.26% | 14.59% | 23.58% | 9.07% | 17.81% | 8.29% | 23.78% |
2013 | 25.31% | 7.80% | 21.17% | 18.44% | 6.89% | 24.83% | 10.55% | 12.87% | 30.41% |
2012 | 21.32% | 9.42% | 23.61% | 8.77% | 5.48% | 10.66% | 15.11% | 4.95% | 19.86% |
2011 | 11.14% | -3.36% | -14.27% | 4.00% | 9.33% | -0.06% | 10.91% | -3.28% | 13.01% |
2015は原油価格の下落でXLE(エネルギー)が弱かったですね。
中国景気の減速でXLI(資本財)とXLB(素材)も今ひとつでした。
2016のセクター予想
中国が減速しつつアメリカも+2%程度の低成長の中、S&P全体としては+5〜10%程度かと思います。
XLY(一般消費財):買い +10〜20%
アメリカの成長率が回復し、引き続きちょっとした贅沢品はよいパフォーマンスだと思います。
XLE(エネルギー):中立 -5〜5%
アメリカシェールを含めて原油余りの中、急には回復しないのではないでしょうか。
XLF(金融):中立 -5〜5%
金融危機の後遺症をまだ引きずっている感じがします。
XLK(テクノロジー):買い +5〜15%
上げ幅は低いかもですが、着実に上がってくるのではないでしょうか。
XLU(公益):売り -10〜0%
2014年の反動と利上げの影響で下がってきそうです。
XLI(資本財):買い +5〜15%
中国景気は悪いですが、アメリカの景気回復を先取りして上がってくるかもしれません。
XLP(生活必需品):売り -10〜0%
景気回復するとディフェンシブな銘柄は魅力がなくなるのでやや下がると予想します。
XLB(素材):買い +5〜15%
資本財と同様に、アメリカの景気回復を先取りして上がってくるかもしれません。
XLV(ヘルスケア):売り -15〜-5%
ちょっと混乱しそうな気配があります。
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2016年の注目銘柄
XLYに属する銘柄を中心に分散していきたいです。
XLY(一般消費財):ディズニー(DIS)、スターバックス(SBUX)、アンダーアーマー(UA)
XLK(テクノロジー):グーグル(GOOGL)、セールスフォース(CRM)、ビザ(V)
XLI(資本財):スリーエム(MMM)、ゼネラルエレクトリック(GE)、キャタピラー(CAT)
XLB(素材):デュポン(DD)、ダウ・ケミカル(DOW)、ニューコア(NUE)
セクター以外の注目銘柄
セクターとは別にクラウドも注目しています。
アマゾン(AMZN)、マイクロソフト( MSFT)、アイビーエム(IBM)
リスクが高い投機的な銘柄としては、これらの銘柄に注目しています。
レンディングクラブ(LC)、サイバーアーク(CYBR)、モービルアイ(MBLY)