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ウェルズファーゴ(WFC)2018Q1決算 追加損失計上の可能性あり

企業概要

ウェルズファーゴ(Wells Fargo)は、アメリカ西部を地盤としている銀行です。

2017年には、社員に課す営業ノルマの行き過ぎで、顧客に無断でクレジットカード作成や口座開設を行なっていた問題で揺れていました。

ウェルズ・ファーゴ、無断開設の口座350万件に :日本経済新聞

米ウェルズ・ファーゴ、罰金など1.9億ドル支払いで当局と合意 :日本経済新聞

また、自動車保険や住宅ローンを巡って、当局が制裁金を検討しています。

Wファーゴ、販売慣行巡り米当局が追加措置検討=関係筋 | ロイター

こういった管理上の問題があるので、今投資するのはおすすめできません。

現在のCEOは2016年10月からティム・スローンですが、CEOの交代がないと区切りがつかないのではないかと思います。

サマリー

・発表日 2018/4/13 プレマーケット
・売上 $21.9B -1.8% コンセンサス予想より+$160M
・GAAP EPS $1.12 +8.7% コンセンサス予想より+$0.05
・GAAP net income $5.93B
・ROE 12.37%(2017Q1は11.96%)
・Net interest income $12.2B -1%
・Net interest margin 2.84%(2016Q4は2.87%)
・Noninterest income $9.7B -2%

・決算発表後の株価 終値で-3.43%
・2018FYコンセンサス予想PER 50.89/4.69=10.85
・2019FYコンセンサス予想PER 50.89/5.23=9.73
https://www.wellsfargo.com/about/investor-relations/quarterly-earnings/

売上・EPSとも予想をクリアしました。 

いろいろと問題があったこともあり、売上が伸びていないのが厳しいですね。

また、追加で最大10億ドルの費用計上の可能性があるということでした。

ウェルズは13日の発表資料で、監督当局との問題解決のため最大10億ドル(約1077億円)の費用を計上する可能性があると説明。そうなった場合、相対的に好調だった第1四半期の決算は下方修正される。同行は自動車融資部門と住宅ローン部門での問題を巡り、消費者金融保護局(CFPB)および通貨監督庁(OCC)と協議中だと説明。両監督当局は、制裁金10億ドルでの決着を提示しているという。

米銀ウェルズF:今後の費用計上を想定、好調な決算の下方修正も - Bloomberg

決算発表メモ

セグメントは「Community Banking(個人・中小企業)」「Wholesale Banking(大企業など」「Wealth and Investment Management(資産管理)」です。 

Average depositsは$1.29T -0.1%、Average loansは$951B -1.3%でした。

Net charge-offsは$741M -7.9%でした。

Provision for credit lossesは$191M -68.4%です。

Community Bankingの売上は$11.83B +0%、利益は$2.71B -3.5%でした。
Wholesale Bankingの売上は$7.27B -3.9%、利益は$2.87B +15.6%でした。
Wealth and Investment Managementの売上は$4.24B -0.3%、利益は$714M +7.3%でした。 

決算推移(GAAP) 

 

チャート

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