シュルンベルジェ(SLB)2018Q2決算 北アメリカが好調
企業概要
シュルンベルジェ(Schlumberger)は油田探査や油田探査用計測機器の開発・製造を行っている企業です。
油田探査は投資から生産までの期間が長く、価格サイクルも長いという構造になっているので、しばらく業績の低迷が続く可能性が高いです。また、原油関係サービスの投資は、原油価格の回復から遅れて回復します。
サマリー
・発表日 2018/7/20 プレマーケット
・売上 $8.3B +11.3% コンセンサス予想より-$60M
・non-GAAP EPS $0.43 +22.8% コンセンサス予想と一致
・GAAP EPS $0.31
・GAAP net income $430M
・決算発表後の株価 終値で-1.24%
・2018FYコンセンサス予想PER 66.09/1.90=34.78
・2019FYコンセンサス予想PER 66.09/2.84=23.27
・http://investorcenter.slb.com/phoenix.zhtml?c=97513&p=irol-quarterlyresults&nyo=0
売上は予想に届かず、EPSは予想に一致しました。
原油価格の下落によって3年以上設備投資が抑えられたので、供給が需要に追いつかなくなりそうです。そのため、新しい原油生産プロジェクトが開始される見込みということでした。
And lastly, after more than three years of E&P underinvestment, the international production base has started to show accelerating signs of weakness with noticeable year-over-year production declines in 15 of the world's producing countries.
These developments underline the growing need for increased E&P spending in particular in the international markets as it is becoming apparent that the new projects coming online over the next few years will likely not be sufficient to meet the increasing demand.
決算発表メモ
セグメントは「Reservoir Characterization(油層分析)」「Drilling(掘削)」「Production(生産)」「Cameron」です。
地域別では、
北アメリカの売上は$3.13B +43%でした。
Internationalの売上は$5.06B -1%でした。
セグメント別では、
Reservoir Characterizationの売上は$1.63B -7%、利益は$350M +17%でした。
Drillingの売上は$2.23B +6%、利益は$289M -4%でした。
Productionの売上は$3.25B +30%、利益は$316M +43%でした。
Cameronの売上は$1.29B +2%、利益は$166M -5%でした。
決算推移(GAAP)
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