Invest Shift 米国株投資ブログ

米国株の投資情報をお届けするブログ

スリーエム(MMM)株2015Q3決算

スリーエム(MMM)2015Q3決算カンファレンスコール

これだけドルが強くなってもちゃんと利益を出している、
しっかりした会社ですね。

Q3のEPSはほぼ予想通り、ガイダンスはやや低下でした。

サマリー
・為替の影響で売上が5%減少して77億ドル
・コンセンサスEPS予想は2.01ドルのところ、2.05ドル
・売上成長予想は1~2%で、以前のガイダンスは2.5~4%
・EPS予想は7.73~7.78ドルで、以前の予想は7.73~7.93ドル

会社資料

3M - Q3 2015 3M Company Earnings Conference Call

株価の動き

スリーエム【MMM】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

----

Inge G. Thulin - Chairman, President & Chief Executive Officer

3MはQ3に安定したパフォーマンスをあげました。外部環境が引き続き穏やかな中、収益は好調で、すべての地域で成長し、マージンを高めました。同じく重要なのは、引き続き投資を行い、力をより強め、3Mを長期的な成功に導くことです。

最初にQの数字を説明します。EPSは2.05ドルに増加し、YonYでは3.5%の増加です。全社的にローカル通貨での売上増は1%で、全世界的にプラスです。5つのうち4つの事業グループは成長していて、Consumer が5%、ヘルスケアが4%と確実に成長しています。買収で1%売上が上がり、資本を成長やビジネス強化のために使用しています。

強いドルは引き続き上限の予想に影響があり、売上が7%以上減少すると見込んでいました。総売上は5%減少して77億ドルでした。同時に、制御できるものを制御することで生産性を高くししました。結果として、営業マージンは24.3%となりYonYで約1%上昇しました。5つの事業グループ全てでマージンは22%以上でした。3Mは22億ドルを配当と自社株買いを通じて株主に返還しました。

スライド5に移りましょう。我々は常に細いところも見つつ、大きな視野を持ってもいます。細かく見るのは、成長や生産性、効率を一日、Q、年単位で見ることです。大きな視野とは、長期的なもので、未来へ向かっての投資です。

世界経済は引き続き進化していて、我々や顧客にとってのニーズも進化しています。3Mも進化していて、より競争力があり、ダイナミックで挑戦的な未来を作ろうとしています。ポートフォリオマネジメント、新規事業への投資、ビジネスの変化という3つの戦略的取組でそれを行います。

ポートフォリオ強化の取組と2012年から始めて現在行っていることについて説明します。Q3では2つの重要な買収を完了し、成長と2つのコアプラットフォーム(Personal Safety and Filtration)の強化にとって重要でした。これらのビジネスの統合はよいスタートを切っています。

今月図書館システムとフランスのナンバープレート変換事業事業譲渡を発表しました。Safety & Graphics事業です。よく検討した結果、これらは3Mのポートフォリオに留まるより外部に渡った方が価値があるという結論に至りました。これらのビジネスを売却したことで会社と株主のための価値につながりました。

先月発表したのはHealth Information Systemsの戦略変更を検討しているということでした。それはヘルスケアコーディングソフトのトップです。選択肢はスピンオフ、売却、そのままにしておくことです。最終的には3M、ステークホルダー、ビジネスに取って最適な道を選びます。2016Q1に結果が出る予定です。

ポートフォリオ投資に加えて、R&Dを通じた成長や顧客やマーケットとの緊密な関係のために投資しました。技術改変は引き続きグローバル経済にとって主要な要素で、我々の投資は3Mの最新技術を高めます。次の3月のSt. Paul のInvestor Day で最先端の研究所を紹介できるのを楽しみにしています。

3Mの競争力、生産性、効率を高めるために、ビジネスプロセスを変革しています。主力は新ERPシステムです。ヨーロッパから始まり、地域毎にシステムを配備してきました。Q3で進展があり、北欧の国々にも配備しました。西ヨーロッパにも拡大し、アメリカにも続けて配備します。2020年までに、ビジネス変革は業務費用を年間5~7億ドル押し下げ、稼働資本を5億ドル削減します。

3つの戦略的取組の他に、競争力を増しより強くなる取組を始めています。リストラを発表し1500人のポジションを削減します。この削減は構造的オーバーヘッドにフォーカスし、成長が緩やかなアメリカから始め、特にヨーロッパ、中東、ラテンアメリカで行います。税考慮前で4Qに約1億ドルの費用がかかりますが、2016では約1.3億ドルの節減になる予定です。

会社全体を見渡すたびに、将来の成長について確信します。強く、速く、フォーカスした会社にするために行動し、将来にわたって競争に勝つような会社にしていきます。

Nicholas C. Gangestad - Chief Financial Officer & Senior Vice President

スライド6をご覧ください。Q3の売上成長を説明します。Q3の成長は1.2%で、大半は売値が上がったことによるものです。販売量はやや増加でした。全世界的にプラス成長でした。8月にはCapital Safety と Polypore's Separations Media事業を買収完了しました。買収と事業譲渡の影響でQ3で1%の売上増加になりました。

為替の影響で売上が7.4%ほど落ち、特にYonYでユーロと円とレアルがそれぞれ15%,14%,37%下落しました。

ドルベースで売上は2014Q3に比べて5.2%減少しています。アメリカは1.5%の成長で、Consumer, Health Care, Safety & Graphicsが牽引しました。アメリカの工業向けビジネスは消費環境が弱く、YonYで減少しました。

Asia-Pacificの売上は0.4%増加し、5事業のうち4つがプラス成長でした。YonYでHealth Care と Safety & Graphicsが増加し、Electronics & Energyが減少しました。日本が1%成長し、Electronicsを除くと5%成長しました。前の秋に住友の子会社から残りの25%を買収しました。3M Japan は引き続きうまくいっていて結果を出しています。香港の成長はマイナス2%で、Electronicsを除くと3%でした。

EMEA では1.5%の成長で、西ヨーロッパはプラスマイナスゼロ、中央ヨーロッパは二桁成長、中東アフリカはややマイナスでした。ラテンアメリカとカナダは前の3Qに比べて2.3%増加でした。メキシコは二桁成長で13%の成長でしたが、ブラジルは-2%でした。

7枚目のスライドのP/Lハイライトをご覧ください。会社全体で、Q3の売上は77億ドルで営業利益は19億ドルでした。営業マージンは24.3%で、YonYで0.9の増加です。右側にあるように、原料コストの減少と売価の増加で1.7%マージンが増加しました。生産性の向上が0.2%マージンを増加させ、これは投資を最優先にしていること、過去のポートフォリオに対するアクション、Lean Six Sigma による効率化のためです。為替のヘッジで0.2%マージンが増加しています。

買収でQ3の営業マージンは0.6%減少しましたが、これは会計処理の調整及び、Capital Safety とPolypore's Separationsのメディア事業との統合を行ったためです。戦略的投資により0.1%マージンが減少し、年金とOPEB(Other Postretirement Employee Benefits)費用が0.5%マージンを減少させました。9ヶ月で営業マージンは1%増加し、23.7%となりました。

スライド8ではEPSについて説明しています。Q3のEPSは2.05ドルで、YonYで3.5%増加しています。売上の成長とマージンの拡大でEPSが0.11ドル増加しました。YonYで年金とOEPB費用の0.04ドルの増加を含んでいます。

Q3の税率は29.6%で前年Q3は30.3%でした。これによってEPSを0.02ドル増加させています。平均希薄化後株式はYonYで4%減少し、Q3のEPSを0.08ドル増加させています。

Capital Safety と Polypore's Separations Media事業 の買収でEPSは0.04ドル減少し、これは会計処理の調整と一時費用と統合費用のためです。Q4ではこれらの取引による0.02ドルの希薄化を見込んでいます。

為替ヘッジの影響は税引前利益を0.95億ドルもしくはEPSを0.1ドル減少させました。年間では為替の影響でEPSが0.40ドル減少しました。

スライド9でキャッシュフローを見てみましょう。Q3は17億ドルの営業キャッシュフローがあり、昨年よりわずかに減少しました。Q3のCapEXは3.54億ドルで、YonYで変わらずでした。年間ではCapExは14~15億ドルという予想で、前の予想は14~16億ドルでした。

13億ドルのフリーキャッシュフローがあり、ネット収入の101%です。2015のフリーキャッシュフローのコンバージョンは、95~100%で、以前の予想は90~100%でした。Q4のフリーキャッシュフローコンバージョンはだいたい年間で一番良くなります。

3Qでは22億ドルを株主に返還し、YonYで3.69億ドルの増加です。配当は6.35億ドル、自社株買いは15億ドルです。年間では自社株買いは50~55億ドルの予想で、前の予想は40~50億ドルでした。

スライド10でビジネスグループのパフォーマンスを見てみましょう。Industrial は26億ドルの売上で、やや増加しました。自動車OEMは数%の成長で、一台あたりの部品におけるシェアを増やしています。このビジネスは確実に成長し、車やライトトラックの生産量の増加よりも成長しています。3M Purification, Abrasives, and Industrial Adhesives & Tapesもプラス成長でした。

Advanced Materialsはマイナス成長で、原油と天然ガス市場の弱さによるものです。Polypore's Separationsのメディア事業の買収で0.7%の売上増加になりました。

IndustrialはLatin America-Canada, Asia-Pacific, and EMEAで成長し、アメリカでマイナス成長でした。

Industrial は営業利益が5.8億ドルでした。営業マージンは22.5%で、YonYで0.3%の増加でした。Polypore Separationsの買収を除くと0.9%の増加でした。

Safety & Graphics の売上は2.9%増加し、14億ドルでした。売上の成長はポートフォリオ全般に渡っていて、Commercial Solutions と Heartland Personal Safetyも含みます。Roofing Granulesは二桁成長でしたが、Traffic Safety とSecurity SystemsはYonYでマイナス成長でした。

Capital Safetyの買収により、Safety & Graphicsの売上がQ3で4.2%増加しました。Asia-Pacific, EMEA, and the U.Sでプラス成長で、ラテンアメリカとカナダでマイナス成長でした。営業利益は3.24億ドルで営業マージンは0.6%下がって22.9%でした。Capital Safetyの買収を除くと、マージンは1.3%増加して24.8%でした。

スライド12です。Health Care のQ3の売上は13億ドルで3.7%の成長でした。Medical Consumables はInfection Prevention & Critical & Chronic Care ですが、YonYで数%の成長でした。これらがHealth Care ビジネスの3部門です。Health Information Systems & Food Safety は二桁の成長でした。Drug Deliveryはマイナス成長で、YonYでの厳しい比較がQ3も続いています。Ivera Medical の買収でQの成長が0.9%増加しました。ビジネスの統合はうまくいっていて、売上と利益の目標を上回っています。

Health Careは世界的に成長していて、Latin America-Canada, Asia-Pacific, and the U.Sが牽引しています。新興国でも成長していて、10%の成長をしています。Taiwan, China-Hong Kong, India, Mexicoでは二桁成長です。Health Care営業利益は4.32億ドルでマージンは32.1%となり、YonYで1.1%増加しています。

Electronics & Energy はスライド13です。売上は14億ドルで2.8%減少しました。営業利益はやや増加して3.42億ドルでした。ポートフォリオマネジメント、原料安、操業の効率化で2.4%営業マージンが向上し24.9%になりました。Electronicsでは売上が3%減少し、Electronics Materials Solutionsはやや増加、Display Materials and Systemsは減少しました。

Energy-relatedでは過去のQと同じように売上が2%減少し、テレコムの成長が電気市場や再生エネルギーで相殺されています。EMEAでは増加し、U.S., Latin America-Canada, Asia-Pacific では減少しています。

スライド14です。Consumer のQ3の売上は12億ドルで、5%の成長でした。Stationery & Office Supplies によって牽引され、Scotch home and office tapes, Post-it, and Command productsのback-to-school売上がよい結果でした。home improvementでは、家の中の茎環境をよくするFiltereteが成長しました。Home Care もプラス成長で、Consumer Health Careはややマイナス成長でした。

U.S., Asia-Pacific, EMEAで成長し、Latin America-Canadaではマイナス成長でした。営業利益は2.93億ドル、営業マージンは25.2%となり、YonYで2%の増加でした。

Inge G. Thulin - Chairman, President & Chief Executive Officer

売上成長予想は1~2%で、以前のガイダンスは2.5~4%でした。為替の影響で売上は7%減少すると予想し、以前の予想は6~7%でした。リストラ費用を除くと、EPSは7.73~7.78ドルと予想します。以前の予想は7.73~7.93ドルでした。GAAP EPS は7.60~7.65ドルで、0.13ドルのQ4のリストラ費用を含みます。フリーキャッシュフローコンバージョンは95~100%で、以前の90~100%より上がっています。