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QEが終わった今確認しておくべきチャートはこれ

はじめに

Blackrockの記事から紹介です。これはVIX指数のチャートで、QEが行われていない時期のボラティリティーが高くなっている様子がよくわかります。今後は、QEが続いてきた期間と違って、急激な株価の動きに準備しておくことが必要でしょう。

VIXについて知りたい方はこちらへ。

VIX(恐怖指数)を知っていますか? - Invest Shift

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The market chart you need to see this week | BlackRock Blog

金融危機以降のQE

量的緩和政策(Quantitative Easing)とは、中央銀行が市場に資金を供給する金融政策のことです。金利の調節が伝統的であることと対比して、非伝統的な金融政策といわれています。具体的には、中央銀行が国債や証券などを買い入れることで、市場に資金を供給します。

量的緩和政策は、金利の調節では景気の回復が見込めない場合に行うもので、今ではアメリカだけではなく日本でもEUでも行われています。金利がこれ以上下げられないので、量的緩和を行うしかなかったという面もあります。

金融危機直後にアメリカで実施された量的緩和政策が「QE1(2008年11月〜2010年6月)」、2010年から実施された量的緩和政策が「QE2(2010年11月〜2011年6月)」と呼ばれています。

QE1では1兆7250億ドル、QE2では6000億ドルが供給されました。グラフを見ると、QEが終わった直後にボラティリティーが高まっている(株価が大きく動いている)ことがわかります。

QE3の終わりとボラティリティーの高まり

QE3は2012年9月に導入されました。具体的な内容としては、住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル買入れ、事実上のゼロ金利政策を2014年終盤から2015年半ばまで延長するということでした。

QE3が終了した後は、2015年12月16日政策金利の0.25%引き上げを行うなど、金融政策を正常な状態に戻していく試みが行われています。

The Federal Reserve’s (Fed) quantitative easing (QE) program—twinned with liberal doses of QE by other central banks—dulled market volatility to unprecedented low levels between 2012 and 2014. This period of exceptionally low volatility ended last year, as the Fed wound down its QE purchases and began to raise rates.

However, as evident in the chart above, markets have become eerily quiet recently. U.S. equity market volatility, as measured by the VIX Index, is hovering around its lowest level since August 2015 and is well below its long-term average. This unusual calm follows declining market concerns about sliding oil prices, and the health of European banks and China. I do not expect this calm to last, and I see a return to the higher-volatility regime that was the norm prior to QE.

The market chart you need to see this week | BlackRock Blog

こういったボラティリティーの低い時期は特別な期間で、それはQEのおかげだったようです。急にボラティリティーが高い時期に入ったというよりは、通常の状態に戻ったと解釈する方がよいようです。いろいろなリスクについても触れられていますが、全くリスクのない時期というのはほぼありません。

まとめ

QE3が終わり、ボラティリティーの高い時期に入りました。あまり一時的な下げに焦らないようにして、これはマーケットの環境が通常に戻ったと思って投資していくと良いのではないでしょうか。

また、世界的に景気は停滞し、アメリカの景気もそこまで力強くなありません。ここ数年のようにインデックスが上がるという時期は過ぎ、より個別株投資が重要な時期になってくると思います。

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