ギリアド・サイエンシズ(GILD)2016Q3決算と株価
企業概要
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)は世界第2位の大手バイオ製薬会社です。
HIV、B型肝炎、C型肝炎、インフルエンザといった感染症治療薬を開発していて、C型肝炎薬のソバルディ(SOVALDI)とハーボニ(HARVONI)で急成長している会社です。ソバルディに薬を組み合わせて合剤にしたものがハーボニです。
この薬は、C型肝炎に対して有効である確率も高く、そして副作用が軽い上に治療期間も短いというすごい薬です。ただし、他社が同じような製品を提供していることで、価格が押し下げられています。ここ1年の株価は右肩下がりなので、いますぐ投資するのは避けたいです。
サマリー
・決算発表日 2016/11/1 アフターマーケット
・売上は$7.5B -9.5%でコンセンサス予想より+$50M
・non-GAAP EPSは$2.75 -14.6%でコンセンサス予想より-$0.11
・non-GAAP 純利益は$3.67B
・GAAP EPSは$2.49
・GAAP 純利益は$3.33B
・2016FYの予想売上は$29.5〜30.5B(変わらず)
・決算発表後の株価はアフターマーケットで-0.90%
・PER(ttm)は6.49
・http://investors.gilead.com/phoenix.zhtml?c=69964&p=irol-earnings
売上は予想をクリアしましたが、EPSは届きませんでした。また、ガイダンスは変わらずでした。
HIV薬は好調ですが、HCV薬は前年比でだいぶ売上が落ちています。
決算発表メモ
R&Dコストは$1.14B +53.5%でした。
antiviral productの売上は$6.8B -11.6%でした。
HIV薬等の売上は$3.5B +20.6%でした。
HCV薬の売上は$3.3B -31.2%でした。
3年間の決算推移(GAAP)
3年間で売上が3倍と急成長しています。
5年間の株価の動き
新薬がないと上がらないでしょうね。
下がり続けているところで買うのは避けたいです。
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