今年の指標を振り返る(6)
続けてセクターごとの組み込み上位5銘柄の推移を見てみようと思います。
残りはヘルスケア(XLV)公益(XLU)金融(XLF)です。
ヘルスケア(XLV)
黒:ジョンソンアンドジョンソン(JNJ)+1.63%
青:ファイザー(PFE)+7.55%
赤:ギリアド(GILD)+9.16%
緑:メルク(MRK)-3.85%
桃:アラガン(AGN)+20.00%
セクター全体は+6.95%でした。チャイナショックでだいぶ崩れましたね。
ファイザーとアラガンが合併するので、こちらも大型合併が起こりました。
CNN.co.jp : ファイザーとアラガン、合併で合意 製薬業界最大手に
公益(XLU)
黒:ネクステラ(NEE)+0.85%
青:デュークエナジー(DUK)-10.11%
赤:サザンカンパニー(SO)+0.59%
緑:ドミニオン・リソーシズ(D)-8.47%
桃:アメリカン・エロクトロニック(AEP)+0.19%
セクター全体は-4.34%で、上位銘柄も冴えない展開でした。
2014年にパフォーマンスが良すぎた反動もありそうです。
2014年の米国株はどのような株が上昇をけん引したのだろうか。多くの機関投資家が米国株の参考指標とするS&P500は年初来で12.6%上昇した。同指数を10業種に分類しセクター別に騰落を見た場合、パフォーマンス上位は「公益事業」(前年末比26.4%上昇)、「ヘルスケア」(同23.8%上昇)、「情報技術(IT)」(同20.6%上昇)の順となる。一方、下位はエネルギー(同8.9%下落)、電気通信サービス(同0.4%下落)、素材(同5.8%上昇)など。
発電や送電などのディフェンシブな配当狙い銘柄も多いので、利上げになると弱いかもしれません。
金融(XLF)
黒:ウェルズ・ファーゴ(WFC)+2.44%
青:バークシャー(BRK.B)-11.34%
赤:JPモルガン(JPM)+8.95%
緑:バンクオブアメリカ(BAC)-3.08%
桃:シティグループ(C)-2.91%
セクター全体は-1.11%と微妙な値動きでした。
バークシャー(BRK.B)が意外と沈んでいますね。
金融危機の後遺症もあり、なかなか手放しに上昇とはいかなさそうです。